参加お申込受付中のサロン、今後のサロンのスケジュールはこちらをご覧ください。
youtubeの俯瞰サロンチャネルに、公開の了承を得た講演映像を掲載しています。
※公開する資料、映像はプライベート利用に限ってください。その他の場合は、info@fukan.jpまでお問い合わせくださいますようお願いいたします。
・第91回俯瞰サロン 12月7日(火)18時30分-20時30分
アジア15拠点でマネジメントサービス事業を展開する
プロフェッショナルファーム「YCPグループ」
CEO 石田裕樹氏に聞く“アジアの最新情報”
YCPグループは、2011年マンションの小さな机から始まり、投資銀行や戦略、オペレーション、製造業、消費財、ファイナンス、マーケティングなどの各分野をリードする企業で活躍してきた人材が集まり、アジアの「Game Changer」を目指して、幅広い分野における各種経営支援サービスの提供や、投資先企業のビジネス拡大、「クロスボーダー」「M&A」「DX」という3つの軸での企業変革を推進しています。
米国のVault社が発表した「2021 Vault Top Consulting Asia-Pacific(2021年アジア太平洋地域トップコンサルティングファーム)」のランキングで11位(日系コンサルティングファームの中では1位)に選出され、また先日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場されました。
今回のサロンでは、事業・生活を通じて、世界における中国の位置づけ、中国と香港の関係、香港と世界の関係、香港とシンガポールの違いなどなど、現地ならではのお話を伺いました。
<ご参考>
YCPグループ:https://ycp.com/ja
日経スタイル post2020~次世代の挑戦者たち(2016.10)
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO08066180W6A001C1000000/
■講師
石田 裕樹氏(いしだ ゆうき)
俯瞰工学研究所所長 松島克守の東大 総合研究機構 俯瞰工学研究室に籍を置かれていた お一人で、香港に6年間お住まいのあと、現在はシンガポールで暮らしていらっしゃいます。
中学生時代にF1のエンジニアに憧れ、高校2年生から米国に留学。コーネル大学工学部卒業、2006年に東京大学大学院工学院研究科を修了後、ゴールドマン・サックス証券に入社。戦略投資部およびプリンシパル・インベストメント・エリアに所属し、株式・債権・不動産といった幅広いアセットクラスへの投資を担当した後、投資先企業の経営再建に取り組んだ。2011年にYCPグループの中核である現在のYCP
Solidiance(旧・株式会社ヤマトキャピタルパートナーズ)を創業。現在はグループのCEO。
・第90回俯瞰サロン 11月30日(火)18時30分-20時30分
ソニーグループ(株)が取り組む
宇宙感動体験事業の創出と今後の展開
ソニーグループの 宇宙感動体験事業 プロジェクト推進オフィサー 本村 謙介さんにご登壇いただきました。
登壇者の本村さんより
「ソニーの取り組むSony Space Entertainment Project が挑戦するのは、
テクノロジーの力で宇宙の視点を人々に解放すること、
エンタテインメントの力で宇宙感動体験を世界に広めること、
そして、サステイナブルな社会の実現に向けて貢献することです。
その一歩として、
地上から自由に人工衛星のカメラシステムを遠隔操作し撮影できる
クリエイターやパートナーたちと共に取り組む新たな宇宙感動体験
・ご参考:https://sony-startup-acce
■講師
本村 謙介(もとむらけんすけ)氏
ソニーに入社以来、新型映像表示装置の開発やホームネットワーク
世界中の美しい映像・音楽を家庭のリビングに届けて、誰もがコン
地上に留まらず、宇宙視点で、子供からクリエイターなど、誰もが
89回俯瞰サロン 11月14日(日)13時-15時
「現地と語り合う “シリコンバレーの今”」
シリコンバレーで活躍中の
内山幸樹さん(株式会社ホットリンク代表取締役 グループCEO)と
シバタナオキさん(元楽天株式会社執行役員、スタートアップ企業経営)の
お二人をお招きし、現地から “今、これから”をうかがいました。
■講師
・内山 幸樹 氏 (うちやま こうき)
株式会社ホットリンク 代表取締役グループCEO
東京大学大学院博士課程在学中に日本最初期の検索エンジンの開発&リコメンデーションエンジンのベンチャー企業の創業に携わる。
2000年に株式会社ホットリンクを創業。社内で「シリコンバレーに行ってアッと言うことをやろうよ!」と語る。 2013年東証マザーズ上場。2015年には米国企業を買収し海外展開を本格化。現在は世界中のSNSデータアクセス権販売と、国内及び中国市場向けにSNSデータを活用したマーケティング支援を展開。
現在はシリコンバレーに在住し、米国企業のCEOを兼務しながらグローバル展開を推進中。
新経済連盟が発足した「多様な性的指向・性自認の活躍促進プロジェクトチーム」ではプロジェクトリーダーを務めると共に、多様な家族形態を認める社会の実現を目指す一般社団法人Famieeの代表理事を務める。
・シバタナオキ 氏
元・楽天株式会社執行役員(2009年まで、当時最年少)、東京大学工学系研究科助教、スタンフォード大学客員研究員。東京大学工学系研究科博士課程修了(工学博士、技術経営学専攻)。スタートアップ(AppGrooves / SearchMan)を経営する傍ら「決算が読めるようになるノート」(https://irnote.com/)を連載中。経営者やビジネスパーソン、技術者などに向けて決算分析の独自ノウハウを伝授している。2017年7月に書籍『MBAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣』を発刊。
・第88回俯瞰サロン 2021年9月29日(水)18:30~20:30
発泡スチロールリサイクルの分野で、技術/事業モデルの両面で世界に貢献する(社)資源プラ協会 代表理事/(株)パナ・ケミカル代表取締役
犬飼健太郎さんに聞く
「廃プラを“処理する”から 、資源プラを“製造する”へ」の環境ビジネス
講演映像はこちら
今月の俯瞰サロンは、発泡スチロールリサイクルの分野で、技術/事業モデルの両面で業界を牽引されている株式会社パナ・ケミカルの犬飼健太郎 代表取締役にお話を伺いました。環境問題の柱としてあげられるプラスチックのリサイクルのお話です。
犬飼健太郎さんは、1976年にお父様が松下電工株式会社の化学材料の代理店として創業された株式会社パナ・ケミカルの2代目経営者でいらっしゃいます。
お父様は、オイルショックで仕入れが困難となった折に、築地市場の煙突から昇る発泡スチロールが燃える黒煙を見て、プラスチック原料不足が日々深刻さを増していく中で、大量に廃棄され燃やされていく発泡スチロールを再生プラスチックに加工してリサイクルするビジネスモデルを考案されました。
発泡スチロールを熱減容してインゴット化するリサイクル方式は、こうして日本で生まれました。
そして、そのリサイクル処理設備を築地市場などの排出者の負担でオンサイトに設置し、処理後のプラスチックを買い取り、再生原料として香港や台湾に輸出するビジネスモデルを確立されました。現在では発泡スチロールリサイクルで業界シェア 80%を誇り、その他プラスチック類原版に渡るリサイクル事業も展開してされています。
また、廃プラスチックの中でも一定基準や定義をクリアした品質の高いプラスチックを「資源プラ」と定義し、資源としての価値の認知や業界の活性化を目指され、(社)資源プラ協会を運営されています。
環境ビジネスの具体的な事例として貴重なお話を伺いました。
・第87回俯瞰サロン 2021年8月26日(木)18:30~20/30
理化学研究所 計算機科学研究センター 副センター長 佐藤三久さんに聞く
スーパーコンピューター「富岳」の開発と期待
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講演映像は、こちら (youtube 俯瞰サロンチャネル)
スーパーコンピュータ「富岳」。日本で開発され、今年から本格運用が始まりました。新型コロナウィルスの飛沫の飛散シミュレーションがメディアで放映されていましたが、工学はもちろんのこと、医学、薬学、気象など広い分野で、今まで困難だった課題解決への対応が期待されています。また今年6月に行われたスーパーコンピュータの性能を競う世界ランキングで、演算速度(TOP500)、シミュレーション計算(HPCG)、AIの学習速度(HPL-AI)、ビッグデータの処理性能(Graph500)の4部門で2020年から3期連続の世界1位を獲得しました。
最新のスーパーコンピューターの世界を、開発責任者のお一人から伺いました。
■講師・佐藤三久(さとうみつひさ)さん
昭和57年東京大学理学部情報科学科卒業。平成3年、通産省電子技術総合研究所入所。平成13年から平成27年まで、筑波大学システム情報系教授。平成19年度より平成24年度まで、同大学計算科学研究センターセンター長。平成22年より、理化学研究所計算科学研究機構プログラミング環境研究チームリーダ。平成26年より、同機構フラッグシップ2020プロジェクト副プロジェクトリーダ。平成30年度より、理化学研究所計算科学研究センター副センター長。筑波大学連携大学院教授、筑波大学名誉教授、理学博士。
・第86回俯瞰サロン 2021年7月20日(火)18:30~20:30
放射線科医 前田恵理子さんに聞く
「第一線の放射線科医で患者である私の当事者研究」
・講演の記録映像はこちら
東大病院の放射線科医として循環器画像診断や医療被ばくを専門としています。中高時代以来の超重症喘息と闘いながら受験やキャリア形成、結婚・妊娠・出産を乗り越えてきました。2015年以降肺癌(腺癌→小細胞癌への形質転換)を6回の再発、4回の手術(胸腔鏡3回、開頭1回)、3回の化学療法、2回の放射線治療、肺のラジオ波焼灼、分子標的薬治療により克服しました。脳転移と放射線壊死による半盲、失読、失語も日々の工夫で乗り越えています。医師・当事者としての正確な発信が医学の進歩に帰することを願っています。
■講師・前田 恵理子(まえだ えりこ)さん
東京大学医学部附属病院 放射線科 特任助教
詳細は、以下の前田恵理子さんのブログをご覧ください。
https://erikospassion.hatenablog.com/?fbclid=IwAR3kaDSsbDztABB5_prv_sq44vnByGHSjgyu6im-1wkqt7oDZBVAalHZNl8
・第85回俯瞰サロン 2021年6月22日(火) 18:30~20:30
次世代マーケティングを探求する
タイガー魔法瓶株式会社取締役 浅見彰子さんに聞く
「老舗刷新請負人のお仕事~家庭から宇宙まで~」
浅見彰子さんは、米国企業からソニーに転職し、VAIOの立ち上げ、ソニー本社研究開発本部事業戦略部統括課長として活躍後、OKWaveなどのスタートアップを上場・イグジットさせたという経歴をお持ちです。そして今、炊飯器などの家庭用品の老舗で知られるタイガー魔法瓶の取締役として、家庭はもちろん宇宙開発に係る製品開発に携われ、業界内外から注目を集めていらっしゃいます。俯瞰サロンのご参加者には、ソニー時代に浅見さんと共にされた方も多いと思います。斯くいう私もその一人。斬新なアイディアと行動力は卓越したものでした。変革を余儀なくされているこの時に、皆様と一緒にお話を伺いました(俯瞰サロン担当:石川公子)。
■講師プロフィール
浅見 彰子(あさみあきこ)
上智大学工学部電気電子工学科卒。
米国企業でキャリアをスタート、デジタルイメージングを研究開発する中で共同開発先のアップルにてジョブスと仕事をした事で戦略マーケティングに目覚める。ソニー㈱へヘッドハントで入社、VAIO立ち上げやデジタル化ネット化を手掛け、ソニー本社研究開発本部事業戦略部統括課長等を歴任し独立、口コミ系ITベンチャー(OKWave・OKLife・OKMusic)のコアメンバー(取締役・代表取締役)として立上&EXIT後、競合禁止条項に基づきITから再び民生向け家電界隈に出戻り、お料理好きが高じて2019年より某調理家電メーカーの取締役CPO兼CMOとして、事業戦略・ブランディング・要素技術研究・商品企画・戦略マーケティングを担当。
■ご参考:
・日経クロストレンド(2021.0114) タイガー魔法瓶 ECサイトでボトルの売れ行き急増のワケ
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/casestudy/00012/00512/
・ビジネス+IT(2021.01.14) タイガー魔法瓶「復活劇」立役者が明かす、100年企業のDXとD2Cの取り組み
https://www.sbbit.jp/article/cont1/50140
・タイガー魔法瓶の技術が再び宇宙へ 当社が開発に携わった「真空二重構造断熱・保温輸送容器」が搭載されたSpaceXの宇宙船「ドラゴン22号機」が6月4日に打ち上げられました
https://www.tiger.jp/news/information/news_210607.html
・次世代マーケティングを探求する女性マーケッターのブログ
https://ameblo.jp/asami-akiko/
・第84回俯瞰サロン 2021年5月26日(水) 18:30~20:30
前内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター
副センター長 三角育生さんに聞く
「With/Post新型コロナ時代におけるサイバーセキュリティ」
新型コロナウイルスのパンデミック下で、様々な社会経済活動においてICT(情報通信技術)の利活用が急速に進展している。社会経済活動の急速な変化に対応して、政府も企業も事業の改革、すなわちデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みは必須となっている。一方、拙速なDXのために、サイバーセキュリティ上のリスクも大きく高まる。従来から我が国では、サイバーセキュリティの取り組みとして、情報漏洩防止等のためにデバイスの持ち出し禁止など、業務活動を抑制的にする措置がとられることも多く、DXとサイバーセキュリティは相反するものと考えられがちであるように思われる。こうした課題に対して、これからの社会においてセキュリティをどう考えて取り組んでいくべきかについて、行政における経験を踏まえて考え方を伺いました。
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■講師プロフィール
三角 育生(みすみ いくお)
東海大学情報通信学部/国立情報学研究所 客員教授
経済産業省(サイバーセキュリティ・情報化審議官等)、内閣官房内閣サイバーセキュリティセンター(前副センター長、内閣審議官等)などにおいて、サイバーセキュリティ、安全保障等の行政に長く携わり、サイバーセキュリティ戦略の策定、サイバーセキュリティ基本法改正、日本年金機構のインシデント対応、クラウドサービスなどの利用に資する政府情報システムのセキュリティ評価制度(ISMAP)構築等に従事。2020年退官。現在に至る。博士(工学)
■ご参考:
・NII Today「サイバーセキュリティ人材を育てる脅威から学術ネットワークを守るために」
https://www.nii.ac.jp/today/75/2.html
・日経ビジネス「前経済産業省審議官 三角育生氏が語る 新時代のセキュリティ対策」
https://special.nikkeibp.co.jp/atcl/ONB/20/servicenow1016/?fbclid=IwAR0Noo3F4QgTYEwEzuB0kzNMawIYTZm4YeuLBhu1sNsS-mUxQs7eJUHnG-o
・第83回俯瞰サロン 2021/4/21日 18:30~20:30 オンライン開催
アジアを中心に法律の世界で活躍されている藪本雄登氏さんが、
故郷の紀南で展開する芸術祭『紀南アートウィーク』。
その想いを聞く「アートと法律のあいだ」
藪本さんは、世界に18拠点を置く法律事務所の創業者として世界で活動しておられます。そのなかでカンボジアの現代アーティストの作品や創作姿勢に、「ローカル=グローバル」の体現を見出されました。そして、故郷である和歌山紀南に在る、「山林に籠る文化(ローカル)」と「港の持つひらく文化(グローバル)」に着目し、『紀南アートウィーク』という芸術祭を私費を投じて開催されます(2021年11月18日~28日)。
紀南アートウィークでは、紀南地域を舞台に、「あちゃらもん(紀南弁で「よそ者」)」の現代アーティストや作品との普遍的な共通点を見出せるような工夫を凝らし、持続可能な地域の文化振興、文化教育、一次産業や二次産業の産業経済振興、観光振興等に貢献するとともに、紀南地域自体が歴史文化やアートにも貢献できるような活動を計画されています。そして、さまざまなつながりや新たな出会いによる「その土地にしかない、そこにしかない価値」を維持し発展させることで、世界の安定や平和に繋げようとされています。
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■講師プロフィール
藪本 雄登(やぶもと ゆうと)
One Asia Lawyers 創業者、アウラ現代藝術振興財団 代表理事
紀南アートウィーク(https://kinan-art.jp/) 総合プロデューサー
和歌山県南紀白浜出身。大学卒業後、カンボジアにて起業し、現在、世界18拠点に展開する「One Asia Lawyers」創業者。また、アウラ現代藝術振興財団の代表理事として、その土地独自の、そこにしかない歴史、文化を維持発展させる活動を行っている。
・第82回俯瞰サロン 2021/3/18
新しい行政の仕組みを提案する注目のGovTech
グラファー代表取締取締役CEOの石井大地さんに聞く 、
「こうすればうまくいく 行政のデジタル化」
講演映像はこちら
新進気鋭のGov Techとして行政の業務効率化に取り組む、株式会社グラファーの代表取締役CEOの石井大地さんをお招きしました。
「テクノロジーの力で民主主義を拡張する」をビジョンに、自らの在り様を「スタートアップの形を取った市民運動体」として、2017年の設立という新しい事業者でありながら、すでに多くの自治体にサービスを提供しています。
それでも、現在提供しているサービスは行政の膨大な業務の1%にも満たないのではないかとのこと。
また石井さんは東大医学部から文学部に転じ、在学中に文藝賞を受賞されるという異色の経歴で、自身でプログラミングもなさり、エンドユーザーからのアンケートも逐次確認し、日々サービスへのフィードバックを続けています。行政のデジタル化の突破口を見た思いでした。
■株式会社グラファー:https://graffer.jp/
・第81回俯瞰サロン開催:2/24
ソラミツの宮沢和正社長に聞く
日本発のブロックチェーンで世界を変える
俯瞰サロンで最多回数のご講演をお願いしているソラミツの代表取締役社長 宮沢和正さんに、ブロックチェーンの動向と展望を伺いました。
講演の映像をこちらに掲載しています。
・第80回俯瞰サロン 2021年1月22日(金)
松島克守所長 記念講演 『コロナ後の製造業』
第80回目の俯瞰サロンは松島克守所長 記念講演『コロナ後の製造業』。80名を超える方々にご参加いただきました。当日の講演映像は、俯瞰サロンチャネルに掲載しています。
・第79回俯瞰サロン 2020年12月5日(土)18:30 ~
『船戸崇史さんに聞く がんが消えていく生き方』
今秋、上梓された『がんが消えていく生き方』(ユサブル刊)が、amazonの“がん予防”分野でベストセラーとなられている船戸崇史さんにご登壇いただきました。
船戸さんは、西洋医学を中心に東洋医学や補完代替医療も取り入れ、全人的な治療、診察を行うとともに、開院当初から末期がん患者を中心とした在宅医療にも力を注がれています。また2018年には、日本発の「がん予防滞在型リトリート リボーン洞戸」を開設。新しいアプローチで再発転移の予防に尽力されています。
ご自身ががんになられてから13年の間に実践された治療と再発を防ぐための方法、がんと生き方の関係について、がんと共に生きる人だけでなく、参加者の皆さんとうかがいました。
講演録をyoutubeの俯瞰サロンチャネルに掲載しました。
・第78回俯瞰サロン 2020年10月17日(土)14:00~16:00
シリアルアントレプレナー猪塚武さんに聞く
カンボジアでの工科大学設立とこれから
猪塚武さんは、自ら設立したソフトウェア開発会社を売却後、カンボジアの高原「キリロム国立公園」の森の中に、カンボジアと日本の学生が共に最先端のITと経営を学べるキリロム工科大学を設立されました。カンボジアは過酷な内戦を経て、現在、平均年齢は約25歳、経済は年7%程度で成長し、2080年まで人口増が見込まれているそうです。猪塚さんの目指すところ、そしてコロナ禍により世界が変わろうとしている今後について伺いました。
◆講師プロフィール
猪塚 武(いづか たけし)さん
1967年香川県出身。早稲田大学理工学部卒、東京工業大学修士課程修了。アクセンチュアを経て、政治家を志すが落選。1998年に株式会社デジタルフォレストを設立し日本No.1(2006年)のアクセス解析ソフトの会社になる。2009年にNTT Communication社に事業売却。2011年よりキリロム工科大学を中心とした「vキリロムネイチャーランド」を立ち上げる。キリロム工科大学は英語で先端ITを学ぶ大学でカンボジアのトップの学生と日本人学生が共に全寮制で学ぶ。持株会社である、vKirirom Pte. Ltd.は「デロイト アジア太平洋地域テクノロジー Fast 500」に2017年、2018年、2019年の3年連続ランクイン。
世界的な起業家組織EOの日本支部会長、カンボジア支部ファウンダー、アジアの理事を歴任。一般社団法人WAOJE 前代表理事。
(キリロム大学のwebサイトより転載 https://www.kirirom.info/izukatakeshi/)
・第77回俯瞰サロン 2020年7月18日(土) オンラインでの開催
“空家レンジャー”を組織する加藤太一さんに聞く
「目指すは、空き家再生による地域コミュニティの活性化」
加藤さんは、増え続ける空き家によって寂れていく街をなんとかしよう!と、「空き家を再生して日本全国を幸せにする!」プロジェクトを「空き家レンジャー」の名のもとに、推進しています。
空き家レンジャーは、色んな”得意技”をもった仲間が集い、力を合わせて、深刻な社会問題でもある空き家問題に対して、”楽しく”立ち向かうコミュニティです。その夢と苦労の取り組みを伺いました。
◆講師プロフィール
加藤太一(かとう たいち)革命家、空き家レンジャー代表
1981年生まれ。子供の頃からものづくりの受賞暦が多く、新卒でソニーに入社し、エンジニアでありながら、デザインやアートの作品も数多く生み出し、ミラノサローネなど国際的にも活動の幅を広げていたが、最近はものづくりから「場づくり」へと活動をシフト。浜の芸術祭、メイクネットワーク、空き家レンジャーなど、人の共感を集め「コミュニティ」を形成することで、革命に挑んでいる。
空き家レンジャーは、空き家をDIY改装しながらコミュニティを作り、改装中に借り手が埋まるという革命的な手法で空き家を再生し続けている。2016年の逗子市の古民家の再生から始まり、2017年には葉山町の巨大な社員寮をシェア工房やシェアキッチンに再生させた。2018年には逗子駅前の空きビルをコワーキングバーとして再生、現在は鎌倉山の空き森の再生など、次々とコミュニティの力で空き家再生を再生し続けているが、その活動をさらに全国に広めていくために、空き家再生のオンラインコミュニティをスタート!コミュニティの力で全国の空き家問題に立ち向かっている。
・第76回俯瞰サロン 2020年6月28日(日) オンラインでの開催
『日本人とインド人~世界市場「最後の成長エンジン」の真実~』
インドを代表するビジネスマンのグルチャラン・ダス氏とノンフィクション作家の野地秩嘉氏による著作「日本人とインド人」(プレジデント社)*が今年5月に出版されたのを切っ掛けに、気になる新型コロナウイルス禍の状況や、世界市場の「最後の成長エンジン」となるか?を、野地秩嘉氏とインドを奔走するスイス在住の佐藤隆氏、現地インドからパロミタさんにつなげるリレートークとなりました。
・映像は、youtubeの俯瞰サロンチャネルに掲載しました。https://youtu.be/2nLSoikZxI4
・第75回俯瞰サロン 2020年5月23日(土) オンラインでの開催
松島克守所長 俯瞰メルマガ100号発行記念講演
「コロナ以後の世界を俯瞰する」
かつて経験したことがない危機に突入しているのでしょう。リーマンショック、東日本大震災を遥かに超える経済危機が迫っていることは認識しなければならないでしょう。この未曽有の危機は社会の価値観を大きく変化させ、社会を変え、産業の大転換を促すはずです。そこに見えるコロナ以後の世界を見据えて、今を考える切っ掛けを提示しました。
映像は、youtubeの俯瞰サロンチャネルに掲載しました。
・第74回俯瞰サロン 2020年4月28日(火)
『Zoomオンライン革命』の著者 田原真人氏が語る!
オンライン革命の現状と未来
田原真人さんは1971年生まれ。トオラス代表。
2017年に「オンライン反転授業」と「オンラインコミュニティの自己組織化運営」を基幹事業としたオンライン組織「与贈工房」を結成。「自己組織化オンラインファシリテーション」の体系化に取り組む。2020年に組織の構造をオープンシステムにして、よりダイナミックな自己組織化が起こるように、与贈工房からトオラスへとブランドチェンジ。オンラインでの自己組織化によって、民主主義、学習、組織、コミュニティ、社会をアップデートするためのプロジェクト約50個を世界中の仲間と一緒に推進されています。
初めてのオンライン開催には、200名を超える参加お申込を頂きました。当日は、Zoomによるコミュニケーションの可能性を実践と共に体験しました。
・第73回俯瞰サロン 2020年2月20日(木)
ブロックチェーンの開発、サービスの提供で世界を拓く
ソラミツの宮沢和正さんに聞く
「CBDC(中央銀行発行デジタル通貨)の創り方」
宮沢和正さんは、ソニーそして楽天において、電子マネーの開発普及に大きな功績を残し、現在はソラミツ株式会社において、カンボジア中央銀行のCBDC (Central Bank Digital Currency)の開発に参画されています。この世界的な流れ、日本の現状などを伺いました。
・第72回俯瞰サロン 2020年1月20日(月)
エストニアの情報社会戦略と政策設計などを担当された
ラウル・アリキヴィ氏に聞く
「未来型国家エストニアに見るデジタルソサエティ」
ラウル・アリキヴィさんは、エストニア経済通信省に勤務し、経済開発部で局次長として情報社会分野の戦略策定やアントレプレナーシップ創発、デザイン政策などを担当されました。世界から注目されるエストニア。そのキーメンバーにお話を伺います。
・未来型国家エストニアの挑戦 https://www.amazon.co.jp/dp/B01AXRCDZ4
・北欧の国エストニア発!電子政府のススメ https://blockrabbit.io/latitude59-2018-raul-allikivi-interwiew/
・人口規模は杉並区 + 世田谷区。小国エストニアがイノベーションを生み出せる理由。 https://cotas.jp/business/raul.html/4
◆講師プロフィール
Raul Allikiviさん
Chief Relationship Officer, Planetway Corporation
Director, Japan Estonia/EU Association for Digital Society
1979年、エストニア生まれ。2002年、タルトゥ大学卒業後に来日し、早稲田大学大学院アジア太平洋研究科にて修士課程修了。05年から12年までエストニア経済通信省に勤務し、経済開発部で局次長として情報社会分野の戦略策定やアントレプレナーシップ創発、デザイン政策などを担当。現在は日本を拠点に、アジア諸国へエストニアの行政システムを紹介するコンサルティング会社ESTASIAや、日本のクラフトビールをヨーロッパへ輸出する会社BIIRUを経営。16年、エストニア電子政府の情報連携基盤を提供するスタートアップ企業プラネットウェイのヨーロッパ支社を平尾憲映氏と共同設立し、Chief Relationship Officerを務める。
・第71回俯瞰サロン 2019年11月5日(火)
元鎌倉投信の新井和宏さんに伺う
共感コミュニティ地域通貨eumoの実証実験開始
目指すは、共感資本社会の実現
鎌倉投信の創業者で、投資信託「結い2101」の元運用責任者の新井和宏さんは、昨年、株式会社eumoを設立され、共感資本社会の実現に向けて活動されています。
2019年9月には、電子通貨“共感コミュニティ通貨eumo(ユーモ)”を利用することで、「参加者が加盟店のある地域へ赴き、生産者と交流を深める」ことを促し、「参加者、生産者、地域住民の間で共感をひろげる」ための実証実験を開始されました。
eumoの目標である「共感資本社会の実現」とは何か?eumoの仕組みは?今回の実証実験の内容は?等々を伺いました。
・第70回俯瞰サロン 2019年10月23日(水)
松島克守所長 記念講演 「デジタルツイン時代の人材育成」
デジタル革命は1990年の”WWW”開発から30年で社会を”デジタルツイン”の世界に変えた。
”デジタルツイン”とは、物理的世界とデジタル情報世界が統合された世界である。自動運転車の実用化から身近なキャッシュレスまで多岐に渡る。そしてVR/ARは、さらに異次元の世界を創りつつある。
一方この30年間、日本企業は旧い世界に取り残され、世界経済の中で存在感を喪失した。これは、物理的な世界に拘泥した価値観と、ディジタライゼーションを推進する人材の欠失によるものだ。
今ますます、産業は製造業を含めてサービス化が進み、顧客価値は先端デジタル技術で創出されるようになった。
人材がいない!足りない!創るしかないでしょう。
ですから先端技術専門技術者を急速充電で育成する実験を始めた。その現状が紹介されました。
・第69回俯瞰サロン 2019年9月20日(金)
生き方の要件定義から見出したダブルワークのライフスタイル・プランニング
“働き方”が注目を集めるなか、やりがい、生きがいを求めて積極的に考える方も増えています。
本講演では、「週休3日のテクニカルマーケティング職」という定年後の雇用形態を活用しながら、キャリアを生かした「フリーランスプログラマーとしてiPhoneアプリを開発・販売」という、ダブルワークのライフスタイルをインテグレーションされている鈴木康之さんにお話を伺います。
このダブルワークをどのような観点で検討し、計画されてきたか?
これから定年を迎える50代の方はもちろんのこと、年代に関係なく、働き方、生き方を考える機会として、皆さまに聞いていただきたい内容です。
◆講師プロフィール
鈴木康之さん
フリーランスプログラマ 兼 ソリッドワークス・ジャパン(株)
テクニカルマーケティング。
1981年
CSK(現:SCSK)入社、共同研究員として東京大学
昨年末に「私鉄3.0-沿線人気No.1 東急電鉄の戦略的ブランディング」を上梓された東浦亮典さんにお越しいただき、提言されている、私鉄が目指すべきさらなる「未来=3.0」、「顧客との決済やポイントを基盤とした新たなサービス」「鉄道、バスの次に来る新しいモビリティ」「ベンチャー企業支援」などなどを、現役執行役員の視点から伺いました。
講師プロフィール
東京急行電鉄執行役員 渋谷開発事業部長
1961年東京生まれ。1985年に東京急行電鉄入社。自由が丘駅駅員、大井町線車掌研修を経て、都市開発部門に配属。その後一時、東急総合研究所出向。復職後、主に新規事業開発などを担当。町田市の『グランベリーモール』、賃貸コンセプトマンションブランド『TOP-PRIDE』、『クリエイティブシティコンソーシアム』、『次世代郊外まちづくり』、『東急アクセラレートプログラム』などの立ち上げにも関わる。また東急沿線の都市開発戦略策定、マーケティング、プロモ―絵本、ブランディング、エリアマネジマントなども担当。2016年より執行役員。都市創造本部運営事業部長を経て現職。
著書:私鉄3.0-沿線人気No.1 東急電鉄の戦略的ブランディング(ワニブックスPLUS新書)
・第67回俯瞰サロン 2019年6月19日(水)
世界のスマートシティの動向をウォッチする河野通長さんに聞く スマートシティモデルで拓く未来社会
俯瞰メルマガ第88号で紹介した「スマートシティモデルで拓く未来社会: まちづくりを超えて成長エンジンへと深化するスマートシティ」(Kindle版)の著者 河野通長さんにお越しいただきます。日立製作所でのスマートシティ事業の立ち上げを経られて、現在、国内外で持続可能なまちづくりをテーマとしたコンサルタントとして活動されています。
【概要】
わが国の科学技術政策の重要テーマとなった“Society 5.0”に関連して、わが国の府省が主導する「スマートシティ」が再びブームとなっている。
スマートシティは2008年頃に国内外で最初のブームを迎えたが、その当時は地球環境の保全を目的とした省エネルギーに偏重したもの、あるいは情報通信技術の活用に偏重したものなど技術指向で、その牽引役は産業界であった。企業が提唱するスマートシティに失望感が生まれると共に「スマートシティ」という流行語も飽きられて死語となった。
しかし、欧米では市民・住民を中心に行政、特に自治体が主体的に牽引する課題解決指向のスマートシティを目指すという方向に視点を変えてスマートシティ・ブームが再燃している。その実現を支える仕組みとして、オープンイノベーションの分野で近年注目されている「クアドルプル・へリックス・モデル」と同等の体制構築が欧米での共通認識となっている。
本講演では、「スマートシティ」の理解の変容を辿り、そこから欧米での共通認識となった体制構築や近年のボトムアップ的な活動の傾向を取り上げ、わが国の最近の府省主導のプロジェクトの課題を指摘し、解決の方向性について聴講者と議論を進めたい。
【河野通長さんのプロフィール】
1948年東京生まれ、麻布学園高校を経て、東京大学工学部精密機械工学科を卒業
1972年日立製作所に入社。同社生産技術研究所において産業用ロボット、ロボット応用ライン、CIMシステムの研究開発に従事。本社の社内情報システム部門長として日立グループ全体のネットワーク基盤の構築、運用統括を経て、経営企画部門において新事業の創生ならびにスマートシティ事業の立上げを推進。
2013年日立製作所を退社。株式会社ミチクリエイティブシティデザイナーズを設立し、持続可能なまちづくりをテーマとしたフリーランスコンサルタントとして活動。最近は特にロシアにおける各種フォーラムへの参加が多い。
・アジア太平洋経済協力(APEC)Low-Carbon Town Taskforce 民間有識者委員
・ISO TC268/SC1 Smart Community Infrastructure 国際登録エキスパート
・著作:
- スマートシティモデルで拓く未来社会: まちづくりを超えて成長エンジンへと深化するスマートシティ(Kindle版)
- 海外スマートシティ最新事情2017:新しい視点で勢いづく欧米と周回遅れの日本(Kindle版)
・第66回俯瞰サロン 2019年5月28日(火)
元朝日新聞記者ジャーナリストの服部桂さんに聞く
「VR30年 VRから見える次のコンピューター・パラダイム」
最近はOculusなどの安価なHMDが話題になり、「VR元年」という言葉も聞かれます。しかしVRブームが始まったのは、平成元年の1989年にアメリカではVPL社が世界初のHMDを発売したときでした。当時のブームを巻き起こしたともされる本を書いた著者が、それを改訂して出たばかりの『VR原論』で、現在のブームや今後のコンピューターやネットのデジタル世界をどう見ているのか、ここでしか聞けないお話しをして頂きました。
・第65回俯瞰サロン 2019年4月25日(木)
外山 たか之さんに聞く、
サムソンが日本の半導体を超えた秘密~俯瞰力・企画力を支える超見える化
かつて世界を席巻した日本の半導体産業。それがごく短期間に韓国企業に追い抜かれました。Big Logicの超見える化の要求軸とその対応技法を概説し、適用事例の紹介と電気業界で起こった過去を振り返り、日本の産業再建ためのヒントをいただきました。
【講師プロフィール】
外山 たか之 (とやまたかゆき) [「たか」は「口+禾」という字です]
1958、東京工業大学電気工学卒。(旧)富士製鉄にて、一貫製鉄所の複雑な経営を、正確に把握して、見える化するアイディア:構造マトリックスを発想。その後、日本IBMで対話ソフト化を行い、経営計画・予算策定等の意思決定システムへと適用を広げた。日本の経営Topの関心は低かったが、韓国Top企業の関心は強烈で役員会でレクチャーを実施。東京工業大学経営工学にて博士号取得。
論文:論文:「構造マトリクスにおけるタイプ記号の諸性質とビジネス構造の表現に関する一考察」(ダイヤモンドハーバードレビュー、外山たか之 柴直樹 飯島淳一 東京工業大学)」
・第64回俯瞰サロン 2019年3月7日(木)
電動バイク"zecOO"等のデザインの根津孝太さんに聞く
「communication = creation」
工業デザイナーとして様々なプロジェクトに参加させていただく中で、「チームメンバーとどのようなコミュニケーションができるか」ということが、創造性を大きく左右する最大の要因だと考えるようになりました。実際のプロジェクトをご紹介しながらお話をさせていただきたきました。
講師プロフィール 根津孝太(ねづ こうた)
トヨタ自動車入社、愛・地球博『i-unit』コンセプト開発リーダーなどを務める。2005年,znug design設立、多くの工業製品のコンセプト企画とデザインを手がけ、ものづくり企業の創造活動の活性化にも貢献。「町工場から世界へ」を掲げた電動バイク『zecOO』、やわらかい布製超小型モビリティ『rimOnO』などのプロジェクトを推進する一方、トヨタ自動車コンセプトカー『Camatte』『Setsuna』、ダイハツ工業『COPEN』、THEMOS ケータイマグ『JMY』『JNL』『JNR』、Afternoon Tea ランチボックス『LUNCH WARE』、タミヤミニ四駆『Astralster』『RAIKIRI』などの開発も手がける。
・第63回俯瞰サロン 2019年2月27日(水)
東京農工大学客員教授・東京大学名誉教授の跡見順子先生に聞く
「運動すれば細胞レベルで若返る、人生100はゆめではないリアルだ!」
誰もが興味を持つ、健康と長寿についてのお話。どうやって自分の身体と付き合って身体を若く保つか、健康に関して新しい考え方をお話し頂きました。日頃運動不足の方も自己流で運動している方も必聴のお話でした。
講師プロフィール 跡見順子(あとみ よりこ)
東京大学大学院教育学研究科で、エアロビクス研究で教育学博士取得。1994年より総合文化研究科(生命環境科学系・身体運動科学)教授、2007年東大名誉教授。2013年から東京農工大学客員教授。放送大学非常勤講師。平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞理解増進部門受賞。株式会社アルマードと卵殻膜の健康増進効果について共同研究中。2018年より日本学術会議委嘱会員。学校法人跡見学園評議員。
著書:(単著)『「細胞力」を高める〜「身心一体科学」から健康寿命を延ばす〜』、(編著)『骨格筋と運動』、『なぜなぜ宇宙と生命― 宇宙の中の生命 と人間』、(分担)『人を幸せにする目からウロコ!研究』『女性が拓くいのちのふるさと海と生きる未来』『16歳からの東大冒険講座1 記号と文化/生命』他多数。
・第62回俯瞰サロン 2019年1月29日(火)
IBM技術理事の山下克司さんに聞く
「エッジコンピューティングのアーキテクチャ」
新しいエッジデバイスは、これまでにない超高精細なデータを捕捉し、デジタルツイン空間に実社会の写像を作り出します。デバイスが生成するデータと、人工知能などの知的空間を包括するエッジコンピューティングのアーキテクチャーについて伺いました。
講師プロフィール 山下 克司(やました かつし)
米IBM本社が任命するDistinguished Engineer(技術理事)としてTechnology Service事業の技術戦略を担当。2010年日本IBMのCloud Computing事業の最高技術統括(CTO)に就任。専門分野はハイブリッドクラウドとネットワーク、クラウドによるLEAN開発体制やSREなどを推進。
・第61回俯瞰サロン 2018年12月19日(水)
株式会社GINCOのCEO 森川夢佑斗さんに聞く、
ブロックチェーンビジネスの俯瞰と、普及に向けた課題について
仮想通貨時代の新たな銀行の 構築を目指されている、株式会社GincoのCEO森川夢佑斗さんにうかがいました。※講演資料を後方に掲載
講師プロフィール 森川夢佑斗(MUUTO MORIKAWA)
1993年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部在学中に株式会社Gincoを創業。仮想通貨を安全に一括管理できるウォレットアプリを中心に、仮想通貨マイニング事業、ブロックチェーンコンサルティング事業を展開。著書に『ブロックチェーン入門』『ブロックチェーンの描く未来』『未来IT図解これからのブロックチェーンビジネス』などがある。
・第60回俯瞰サロン 2018年11月20日(火)
JR東日本 高橋 武さんに聞く、田町~品川間新駅開業と、えき・まち一体となった国際的な魅力あるまちづくり「グローバルゲートウェイ品川」について
品川は、2020年に予定されているJR品川~田町駅間の新駅開業によって、さらなる進化の時を迎えています。かねてより俯瞰工学研究所は、品川のポテンシャルに着目し、品川インターシティの開発を手掛けた新日鉄興和不動産様をはじめとする品川地域の方々とともに、この地の発展への想いをサロンで取り上げて参りました。
JR東日本 高橋武さんに“品川開発プロジェクト”について伺いました。
講師プロフィール: 高橋 武(たかはし たけし)
東日本旅客鉄道株式会社 執行役員 総合企画本部 品川・大規模開発部 担当部長
昭和60年国鉄入社。ビル開発担当から工事事務所の現場長や課長を経て、本社の投資計画部や事業創造本部での課長・次長を歴任。その後、そごう・西武へ出向し、現所属の前身となるターミナル計画部次長から平成26年に発足した品川・大規模開発部担当部長就任。平成30年に執行役員に就任し現在に至る。
・第59回俯瞰サロン 2018年10月2日(月)
小檜山賢二さんに聞く、
デジタル技術が魅せる 小さな生き物“マイクロプレゼンス”の世界
小檜山賢二さんは、小さな昆虫のように “存在はわかるが、詳細は肉眼ではわからない小さな生き物” を、マイクロフォトコラージュやイメージベース・マイクロモデリングといったデジタル技術によって撮影し、ビジュアル化する「マイクロプレゼンス」のプロジェクトに取り組んでいられます。
国立科学博物館で開催中(10/8まで)の「昆虫展」で、象虫などの小さな昆虫を3D映像化して展示されているので、ご覧になった方もいるのではないでしょうか? 今回は「マイクロプレゼンス」を通して、デジタル技術と自然、そして、その間にあるものを伺いました。
小檜山さんは、NTTの研究所時代にPHSを開発され、デジタル技術の進化、リアルとバーチャル、アナログとデジタルの境目や間にあるものに注目されています。
・第58回俯瞰サロン 2018年9月10日(月)
シェアリングエコノミーを考える
今年6月 民泊新法(住宅宿泊事業法)制定
Airbnb 現役ホストさんの体験談から知る、民泊の醍醐味 10か条
シェアリングエコノミーは、車、自転車、家や部屋といったモノや空間から、料理・洗濯・DIYなどの家事や専門技術など、個人の資産や力量の利用を仲介するサービスです。その発祥は、2008年に宿泊施設の仲介サービスを始めた米国のAirbnbと言われています。2018年6月、民泊新法(住宅宿泊事業法)が制定され、日本でも新たなステージを迎えています。実際にホストとして活動されている「世田谷区おうちホストの会」のメンバーの方々と、ホストから現在ではAirbnb Japanにてホストコミュニテイを担当されている安藤若菜さんにお話を伺いました。
・俯瞰サロン 番外編 2018年8月30日(木)
宮沢和正さん、出版記念パーティ
『かくして電子マネー革命はソニーから楽天に引き継がれた ―「楽天Edy」誕生秘話と苦闘の歴史 ―』
元ソニー副社長の伊庭保様と松島 克守 俯瞰研所長を発起人に、出版記念パーティを開催しました。宮沢さんは、ソニーにてFeliCaの事業化を牽引後、ビットワレット株式会社 執行役員、楽天Edy 執行役員を経て、現在、ブロックチェーンのスタートアップとして注目を集めるソラミツ株式会社 最高執行責任者(COO)として、まさに日本の電子マネービジネスの立役者として歩んでいらっしゃいます。俯瞰サロンにおいても、2013年11月から3回にわたり最多のご登壇をいただき、“電子マネーの今”を語って頂いています。電子マネービジネスでのお話はもとより、出版に至るまでのお話も楽しくうかがいました。
・俯瞰サロン場外編 2018年8月10日(金)
品川インターシティBeerGardenにて、スペシャルゲストにMakerの糸井成夫さんをお招きして開催しました。
・第57回俯瞰サロン 2018年7月30日(月)
深圳のことなら高須さんに聞け!の高須正和さんに聞く
深圳のイノベーションとエコシステム:コピーする深圳からコピーされる深圳へ
「深圳」はハードウェアのシリコンバレーと呼ばれ、世界のイノベーションの中心となりつつあります。高須正和さんは深圳を拠点に、海外と日本のメイカームーブメントをつなげる活動をされています。深圳のことなら高須さんに聞け、と言われる深圳情報の第一人者です。深圳の進化と世界のイノベーションとメイカームーブメントの進化について語っていただきました。
‐ プレゼン資料を頂戴しました。こちらからご覧ください。
‐ 俯瞰サロンのものではありませんが、ネコ耳の高須さんのプレゼン動画を頂戴しました。 こちらからご覧ください。
講師プロフィール
日本と世界のMakerムーブメントをつなげることに関心があり、日本のMakerカルチャーを海外に伝える「ニコニコ技術部輸出プロジェクト」「ニコニコ技術部深圳交流会」の発起人。「MakerFaire深圳」「MakerFaireシンガポール」などの運営にも携わる。Maker向けツール開発販売のスイッチサイエンス社(深圳)のGlobal Business
Developmentとして、深圳をベースに世界各地で開催されるモノ作りイベントである MakerFaireに参加。MakerFaireのアジア版には、世界でいちばん多く参加している。
著書・連載:「メイカーズのエコシステム」「世界ハッカースペースガイド」など: https://medium.com/@tks/takasu-profile-c50feee078ac
・第56回俯瞰サロン 2018年7月5日(木)
自治体衛星通信機構 伊藤行正さんに聞く
「災害時の衛星通信サービス 今、そして未来」
私たちの情報社会はさまざまなネットワークで構築されています。普段の生活では実感することがない、災害時の衛星通信サービスの現状と将来について、自治体衛星通信機構 専務理事の伊藤行正さんに伺いました。
講師プロフィール
1980年早稲田大学理工学部大学院卒(通信工学)。1991年スタンフォード大学経営大学院卒。1980年電電公社入社。データ交換サービス(DDX)の開発などに携わる。民営化後はNTTアメリカ勤務を経て主にインターネット事業・国際通信事業の立ち上げ・事業開発を行う。米国Verio社、J-Stream社、日本Verisign社などの取締役を兼務。NTTラーニングシステムズ社取締役を経て、2014年から現職。
・第55回俯瞰サロン 2018年6月14日(木)
矢野和男さんに聞く
「加速度センサで、ヒトの幸福感を測る」
矢野和男さんは、『データの見えざる手 ウェアラブルセンサが明かす 人間・組織・社会の法則」』(草思社 2014.7)、『「データの見えざる手」がオフィスの生産性を高める』(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー論文 2015.3)で知られるAI、センサ、ビッグデータの研究開発の第一人者でいらっしゃいます。
「幸せ」は、ヒトが「大事なこと」に挑戦するための精神的な「原資」であるとして、ヒトのハピネス(幸福感)を測りAIと組み合わせることで、ヒトや社会の幸福を高めるヒントを提供するサービス・システムを開発されています。
・講師プロフィール
株式会社日立製作所 フェロー 理事 博士(工学)
IEEE Fellow、東京工業大学大学院 情報理工学院 特定教授
1984年早稲田大学物理修士卒。日立製作所入社。2003年頃からビッグデータの収集・活用技術で世界を牽引。論文被引用2,500件、特許出願350件。人工知能からナノテクまで専門性の広さと深さで知られる。現在、研究開発グループ技師長。
著書『データの見えざる手』(草思社)は2014年のビジネス書ベスト10(Bookvinegar)に選ばれている。
・第54回俯瞰サロン 2018年5月28日(月)
天外伺朗さん(元ソニー常務 土井利忠さん)に聞く
サイエンティストのロマン~夢を現実に~
講師プロフィール:
「CD(コンパクトディスク」、ワークステーション「NEWS」、「AIBO」などの開発を主導。ソニー・コンピュータサイエンス研究所、ソニー・インテリジェンス・ダイナミクス研究所を設立し、初代社長兼所長。現在は、医療改革、教育改革の他、日本古代の先住民の歴史を辿る「日本列島 祈りの旅」に取り組むホロトロピック・ネットワークを主宰する一方で、天外塾という経営塾を主宰し、ホワイト企業大賞企画委員会委員長として日本の組織の在り方を探求する活動を行っている。
「日本列島
祈りの旅」は、毎回数十人の方々が参加しており、『日本列島祈りの旅Ⅰ』の上梓に続き、クラウドファンディングを利用した記録映画の制作に挑戦している。すべては、分離から統合へと向かうために。
講演の記録映像を掲載(youtube)しています。
・第53回俯瞰サロン 2018年4月17日(火)
「スタートアップ大国イスラエルの秘密に迫る!
-イスラエルのイノベーションと日本の技術を繋ぐ-」
ミリオンステップスCEOヨアブ・ラモト氏のスピーチとパネルディスカッション
革新的な技術を持ったスタートアップ企業が次々
★講演資料は、このページの後方に掲載しています
・第52回俯瞰サロン 2018年3月6日(火)
元ソニー・インディア・ソフトウェア・センター社長
武鑓行雄さん出版記念講演
インド・シフト 世界のトップ企業はなぜ「バンガロール」に拠点を置くのか?
武鑓行雄さんは俯瞰サロンは3回目の登壇です。1回目は2013年10月「激変するインドIT業界」、2回目は2015年4月「過熱するインドのスタートアップ事情~“激変するインドIT業界” 第2弾!~」でした。このたび、約7年にわたる駐在と、帰国後も続けているインドIT業界と日本企業の連携を推進する活動を通じてまとめられた書籍を出版されました。
講師プロフィール:
ソニー株式会社入社後、NEWSワークステーション、VAIO、ネットワークサービス、コンシューマーエレクトロニクス機器などのソフトウェア開発、設計、マネジメントに従事。途中、マサチューセッツ工科大学に「ソフトウェア・アーキテクチャ」をテーマに1年間の留学。2008年10月、インド・バンガロールのソニー・インディア・ソフトウェア・センターに責任者として着任。約7年にわたる駐在後、2015 年末に帰国し、ソニーを退社。帰国後も、インドIT業界団体であるNASSCOMの日本委員会の委員長として、インドIT業界と日本企業の連携を推進する活動を継続している。2014年1月『激変するインドIT業界 バンガロールにいれば世界の動きがよく見える』、2018年3月『インド・シフト~世界のトップ企業はなぜ「バンガロール」に拠点を置くのか?~』を出版。
・第51回俯瞰サロン 2018年2月16日(金)
元ソニー社長 安藤国威さんに聞く
「日本は再び“Innovation Nation”になれるのでしょうか?」
元ソニー社長の安藤国威さんにお越しいただき、日本のイノベーションについて、ソニー時代の貴重なエピソードも交えていただき語っていただきました。安藤さんは、イノベーション人材の育成というテーマを皮切りに、イノベーションを興し続ける産官学のベストプラクティスの調査を世界中で行い、日本企業が起こすべき経営変革の方向性を模索した経済産業省の「フロンティア人材研究会」の座長を務められ(2011年から2013年)、その後、2013年に設立されたJapan Innovation Networkの常務理事を務められています。
Japan Innovation Networkは、「大企業からはイノベーションは興らない」という定説を覆すために、大企業・中堅企業のイノベーションを支援する加速支援者(アクセラレーター)とのこと。https://ji-network.org/
・第50回記念 俯瞰サロン 2018年1月30日(火)
テクノロジーとイノベーションの街 “品川”のポテンシャル再発明
協賛)新日鉄興和不動産様
俯瞰研が活動の基盤としている“品川”にフォーカスして、松島所長の講演に加えてゲストスピーカーをお招きし、時間を拡大して、地域が生み出すポテンシャルについて語り合いました。
講演Ⅰ:「2020とその先に向けて 品川で推進するオープンイノベーション」
㈱電通国際情報サービス 森田浩史様
オープンイノベーションラボ(イノラボ) チーフプロデューサー
講演Ⅱ:「人・事・場所で人材交流・技術集積を図る 品川ブランド構築に向けて」
新日鉄興和不動産㈱ 金谷貴央様
講演Ⅲ:「デジタルシティー品川をスタートアップの街に 集まる、繋がる、創る街」
俯瞰工学研究所 所長/東京大学名誉教授 松島克守
・第49回俯瞰サロン 2017年12月19日(火)
Startup Grind Europe 2017にて Startup of the Year 受賞
EQUITY X LTD.の倉田章雄さんに聞く
デジタル・ウォール・ストリート
倉田さんは、未上場会社のM&A、事業承継などをサポートするデジタル・プロダクトを開発され、日本と英国において起業されています。プロダクトを通して、時代の潮流をうかがいました
講師プロフィール:
EQUITY X®、創業者。英国ロンドンにおいて今年開催の、欧州全域から数千社のスタートアップが応募したStartup Grind Europe 2017において、最優秀賞のStartup of the Year 2017を受賞。東京大学経済学部経済学科卒業。野村證券株式会社において、情報通信業界のM&Aアドバイザリー業務に、英仏系投資銀行ロスチャイルド・グループにおいて、クロスボーダーM&Aアドバイザリー業務に従事。公表案件ベースで、総数16件・総額約4.2兆円の案件を担当。その後、未上場会社の公正な価値を知る環境を整えたいという考えから、EQUITY X®を設立し、企業価値・株式価値評価ソフトウェアEQUITY X®を開発。特許権を複数保有。直近は、主に製薬会社様、会計事務所様などに対して、同製品を提供している。https://www.equity-x.com/
・第48回俯瞰サロン 2017年11月28日(火)
自己組織化する組織 tealとは?
Teal型組織研究の第一人者Home's viの嘉村賢州さんに聞く
組織の在り方の進化の“今“を伺いました。『Reinventing Organizations』(2014年)を著したフレデリック・ラルー氏は、組織の在り方の進化を、Red→Amber→ Orange → Green → Teal(青緑) と分けて分析しています。-
講師プロフィール:
1981年兵庫生まれ。京都大学農学部卒業。IT企業の営業経験後、NPO法人 場とつながりラボ home's viを立ち上げる。『Reinventing Organizations』(2014年)を著したフレデリック・ラルーが主宰する「NEXT STAGE WORLD」に複数回参加。
★講演資料は、このページの後方に掲載しています
・第47回俯瞰サロン 2017年10月30日(月)
デジタルマーケティングの現在と未来
データサイエンティストの高橋建人さんに聞く
B2Bビジネスでも、B2Cビジネスでも、顧客に情報を
講師プロフィール:
1984年千葉県生まれ 2007年東京大学工学部シス
また、次世代リーダーを育成するNPO法人FRI&As
・第46回俯瞰サロン 2017年9月14日(木)
— Decoding Life, Creating Future —
生命情報を読み解き、生き物の新たな可能性を創造する
レリクサの仲木竜さんに聞く
株式会社Rhelixa(レリクサ)は、専門研究機関においてゲノム情報(またはエピゲノム・メタゲノム情報)の大規模解析プロジェクトを主導した研究者によって設立されました。独自のゲノム解析・編集技術を用いることで、ゲノムとエピゲノムのデータを繋ぎ、更にはメタゲノムデータを加えた統合的な解析、製品開発を可能としています。
講師プロフィール:
東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。 計算生物学者。次世代シーケンサーより得られた大規模ゲノム・エピゲノムデータの専用解析アルゴリズムの開発・応用を専門とする。2015年2月に株式会社Rhelixaを設立。代表取締役。
・第45回俯瞰サロン 2017年8月29日(火)
フューチャーラボラトリの橋本昌隆さんに聞く
「イノベーションの起こし方」
“イノベーション”“オープンイノベーション”という言葉が語られるようになって久しく、さまざまな試みに期待が寄せられています。その中でも橋本さんは、食‣農・健康・宇宙など幅広い分野で具体的な実績をお持ちです。
オープンイノベーションの本質から、その起こし方を実例を交えてお話いただく貴重な機会となりました。
橋本昌隆氏プロフィール:https://www.futurelaboratory.jp/会社概要/
講演資料は、このページの後方に掲載しています。
・第44回俯瞰サロン 2017年7月12日(水)
カンボジア中央銀行に日本発のブロックチェーンを導入
ソラミツの宮沢和正さんに聞く「フィンテックの今、そして未来」
今年4月、カンボジア中央銀行は日本のフィンテックベンチャーのソラミツが開発したブロックチェーン技術「ハイパーレンジャーいろは」を採用すると発表した。日本発のブロックチェーン技術が採用されるのは初めて。
宮沢さんは、ソラミツ株式会社 最高執行責任者(COO)。ソニーにてFeliCaの事業化を牽引後、ビットワレット株式会社 執行役員、楽天Edy 執行役員を経て現職。まさに日本のフィンテックの第一人者です。
日本発のブロックチェーンの導入とフィンテックの今、そして未来を伺いました。
・第43回俯瞰サロン 2017年6月27日(火)
日本を世界に届ける落語家 桂三輝さんに聞く
「海外から見た日本の文化」
カナダ出身の落語家・桂三輝(カツラ サンシャイン)さんは、桂文枝門下のカナダ出身の落語家。
当時の桂三枝師匠に魅せられて入門し、5年にわたって世界各国で古典落語から現代の創作落語を演じ、「日本の文化」を広めています。
400年近くもの間、芸道として語り継がれ進化してきた落語には、仕草や小道具の扱いに凝縮された文化があり、時代や国を越えた世界に通じる笑いや共感がある。それを、世界のエンターテインメントの舞台で演じています。
また、クラウドファンディングの仕組みを使って、今年9月からのロンドン、ニューヨークでのロングラン上演資金の一部調達を進めています。その取り組みについても伺いました。
https://www.countdown-x.com/ja/project/F7731209
・第42回俯瞰サロン 2017年5月29日(月)
入鹿山 剛堂さんに聞く
「本当は怖い IoT
~ 衰退する20世紀型ビジネスからの脱却方法とは? ~」
IoTやビッグデータ、AIといった言葉をよく目にするようになりましたが、その本質や有効な活用法は意外に知られておりません。ネットワークの普及があらゆる産業に大きな影響を及ぼしたように、これらのIT技術は、これからの生活やビジネスのあり方を一変させる可能性を持っています。
企業にとっては大きく発展するチャンスでもありますし、逆にこれまで築いてきた地位を一気に奪われる危険性も秘めています。すでにこれらを活用している欧米の企業が、これまで日本の独壇場だった領域を次々に侵食し、技術力だけに頼っていた日本企業が競争力を失いつつあります。
そこで、IoTの本質を俯瞰するとともに、IoT・ビッグデータ時代にどうやったら生き残り発展することができるのかについて、事例を用いながらお話していただきました。
・第41回俯瞰サロン 2017年4月5日(水)
小森谷浩志さんに聞く
「マインドフルネスの奥にあるもの」
近年、シリコンバレーやウォール・ストリートの企業が、心の安定と能力向上の目的で導入し、日本でも注目を集めている、瞑想を基本としたマインドフルネスとは?
組織開発の専門家で経営学博士の小森谷浩志さんにうかがいました。
講演資料は、このページの最後方に掲載。
小森谷浩志氏の主な著作、論文として、『協奏する組織』、『「フロー理論型」マネジメント戦略』、「不透明な時代のリーダーシップ開発」(日本マネジメント学会)、「経営理念の策定から浸透プロセスに対する一考察」(日本経営診断学会)等。
・第40回俯瞰サロン 2017年3月13日(月)
松島克守所長講演
「歴史の俯瞰で今を識る」
悠久の歴史から学ぶことは多いが、今を識るためには現代史を俯瞰する必要がある。1900-1945は「現代」の基層が形成された時代である。1945-2000は一つ前の「現代」である。第二の基層となった。
そして「今」は2000-2017である。テクノロジーと産業は1900-2017に断層はない。講演資料はこちら
・第39回俯瞰サロン 2017年2月27日(月)
フォーラムエイトの松田克巳さんに聞く
「バーチャルリアリティの時代~ 先端のVR・AR・シミュレータ ~」
“バーチャルリアリティ(VR)”の技術は、目覚ましい発展を続け、ゲーム、土木、建物などの構造物、街づくり、交通や自動運転、災害のシミュレーションなど、今やさまざまな分野において活用されています。
品川港南地域に本拠地を置かれ、VRのソリューションシステム開発、提供をしている株式会社フォーラムエイトの松田さんにお話を伺いました。http://www.forum8.co.jp/
パッケージソフトウェアを中心に豊富なツール群を用意し、ハードウェアメーカーとの協働によって様々な分野にソリューションを提供されています。諦めずにやり続けられたことにも驚きました。
小中学生向けに、「プロ仕様のシミュレーションソフトを使って、VR上のリアルな渋谷の街並みを自由に改造する」といったTV番組も提供しており、VRネイティブというような世代が育ちつつあるのを感じました。
・第38回俯瞰サロン2017年1月24日(火)
ドローン大学校 理事長 名倉真悟さんに聞く
「日本のドローン事情と、ビジネスの展望」
ドローンを取り巻く話題は、その開発からビジネスでの応用、法規制と多岐に渡り、急速に進展しています。
2017年、新年最初の俯瞰サロンでは、ドローン大学校代表理事の名倉真悟さんをお招きし、日本のドローン事情とビジネスの展望を伺いました。
・第37回俯瞰サロン12月12日(月)
東京海洋大学 海洋工学部 海洋電子機械工学科 准教授 清水悦郎さんに聞く
「“品川ウォーターフロント”と、新しい水上交通システムの実現を目指して」
2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックや、近い将来、訪れるであろう災害時への対応に向けて、水上交通をもっと利用できないか?
陸上のように水上ももっと先進技術を取り入れた交通システムが実現できないか? という視点から研究を進められています。描かれている将来像と、技術面・法律面の課題への取り組み、研究の進捗状況をご紹介いただきました。
船というと、荒波はともかく、どのような船でも普段は優雅に航行しているとばかり思っていた。しかし、水の抵抗はとても大きく、走り出しの負荷をクリアすれば惰性が効く車とは違い、常に大きなエネルギー(スピードの3乗)が必要とされている。この<常に>というところが船の重荷になっている。
そして他の交通システム同様、石油系燃料による、排気、騒音といった環境汚染は、課題として在る。
車同様、ハイブリッドや運用の工夫といった社会システムの検討・実験が行われている。船体や桟橋に付着する貝や海藻も、運航の抵抗になったり、船体を傷めたりするので、塗料や整備システムの開発も急務である。
水路の活用は地球規模で必須とは言え、船の個体数は車とは比べられないほど少なく、世界的な政策として脱石油エネルギーが推進されている“車”との取り組みの違いは大きい。
東京オリンピック・パラリンピックに向けた、都内の水路の活用も夢物語ではなく、運航に向けての運河の掘り下げや、法律の見直しなども進められている。エネルギー問題と並行して自動運転などの運航システムの開発も行われている。
2020年という節目が楽しみになるお話でした。
★講演資料は、後方に掲載。
ご参考:燃料電池船の実船試験を開始 水素社会実現への一歩 国交省
・第36回 俯瞰サロン 2016年11月10日(木)
「<インターネット>の次に来るもの」翻訳者であり、
情報科学ジャーナリストの服部桂さんに聞く
「<インターネット>の次に来るもの 未来を決める12の法則」(WIRED創刊編集長ケヴィン・ケリー氏の最新作)の訳者であり、激動する情報科学分野のジャーナリストとして、常に第一線にあられる服部桂さんをお招きし,お話をうかがいました。
講演資料は、こちら
・第35回 俯瞰サロン2016年10月5日(水)
久保友香博士に聞く
理想のアイデンティティを作るための先端的なビジュアルコミュニケーション技術
~シンデレラが“魔法”で叶えたような夢を“技術”で叶える~
東京大学大学院 情報理工学系研究科 特任研究員で東京工科大学メディア学部 専任講師の久保友香博士に、自ら名付けられた “シンデレラテクノロジー” について伺いました。
シンデレラテクノロジーとは、日本の女の子から広がる「理想のアイデンティティを作るための先端的なビジュアルコミュニケーション技術」のことで、「加工(prodoction)]」する技術と「公開(promotion)」する技術から成る。http://cinderella-technology.com/about/
古くから化粧や衣装で元の姿を隠し、”アイデンティティを作る”ことをしてきた文化があり、それは一見、皆、似た、画一化されたコミュニティを作っているように見えるが、実はそれぞれの個々は、自己が満足する自分らしさ“アイデンティティ”創り上げているというもので、この、皆と同じ型から“自分らしさ”を生み出していく様子は、守破離につうじるものとしている。
現在は、その文化に、さらに情報通信技術が影響を与え、技術革新が起き、女の子たちは、リアルなアイデンティティと、バーチャルなアイデンティティを上手く使いこなそうとしているという。
“盛る”というのは、バーチャルアイデンティティの上で理想的に仕上げることで、うまくできれば“盛れてる”ということになる。一方“盛れてない”のは、“盛りすぎ”で別人感が高まった時や、“盛ってない”こと。
そして、Googleの元社長で現会長のエリック・シュミット氏の「この多次元的な世界を最もうまく渡っていける者が、未来の世界では優位に立つ」を引用し、「日本の女の子たちのビジュアルコミュニケーションの中に、未来、普及するコミュニケーション技術のヒントがあるのではないか?」と仮説を立てている。
デジタルネイティブがベビーユーザーだ。デジタルイミグラントとして、デジタルネイティブの動向に注目していきたいと思います。
・第34回 2016年8月22日(月)
「米国を拠点に活躍されているジャーナリスト 小池良次さんに聞く
米国情報通信分野の最新動向」
長年、米国西海岸を拠点に情報通信分野のジャーナリストとして活躍を続けていらっしゃる小池さんに、急進展を続けるドローン業界の今を伺いました。法律や実際の運営をはじめ、米国での取り組みは着々と進んでいます。
・第33回 2016年7月25日(月)
「インターネットと社会の研究者 斉藤賢爾さんに聞く、
ブロックチェーンの応用可能性・不可能性と新たな社会基盤」
講師の斉藤賢爾さんは、インターネットと社会の研究者で、慶應義塾大学 SFC 研究所 上席所員 / 株式会社ブロックチェーンハブ CSO として活躍されています。2007年度Ⅱ期 IPA 未踏ソフトウェア スーパークリエータ/天才プログラマに選ばれています。関連著書も多く世に出されています。
講演資料は、こちら
・第32回2016年6月7日(水)
「AI研究最前線:千葉工業大学 STAIR Lab(人工知能・ソフトウエア技術研究センター)竹内彰一さんに聞く
こどもの言語獲得・学習のモデル化とシミュレーションを目指して」
竹内彰一さんは、人工知能、ニューラルネットワーク、コンピュータヒューマンインタラクションの研究等、幅広い分野での研究に従事されています。
ソニーおよびソネット(株)では、 ビッグデータ解析、Web マイニング、ネットワークサービスの開発を牽引されていましたが、80年代の第五世代コンピュータプロジェクトにも参画されており、まさに我が国のAI研究・開発の草分け的存在です。
昨年4月、新設の千葉工業大学 人工知能・ソフトウエア技術研究センター(STAIR Lab)に移られ、子どもが言葉を学習していく過程をニューラルネットワーク(NN)をベースとしてモデル化し、シミュレーションすることを、研究テーマの一つとされています。https://stair.center/
人工知能の歴史的な推移、アプローチの違いを俯瞰していただき、今・現在の技術トレンドをわかりやすく説明いただきました。最近のNNに基づく言語モデルにおける単語や文の分散表現の獲得や、翻訳などへの応用の成果、可能性など、今後の展望を伺いました。
★講演資料は、後方に掲載しています
・第31回 2016年4月7日(木)
「TiE Japan President 寺田豊計さんに聞く、
スタートアップとベンチャーキャピタルの現状」
プロのベンチャーキャピタリストとして長年の経験を持ち、現在世界最大規模の起業家支援NPO
TiEの日本支部の代表をつとめる寺田豊計さんをスピーカーにお迎えし、起業とベンチャー投資の現状と課題、新規事業の立ち上げなど、国際的な視点でお話いただきました。
ご講演資料は、下記に掲載しております。
https://www.facebook.com/TieJapan/
・第30回 2016年3月3日(木)
「ハタプロCEO 伊澤諒太さんに聞く スタートアップと国際(台湾)協業)」
身の回りのモノがオシャレな家電となり、インターネットにつながることで、コミュニケーションを生む。そんなハードウェアを生み出している、ハタプロのCEO 伊澤諒太さんをお迎えしました。
伊澤さんは学生時代、いくつもの大手企業からの内定を得ながらも、ツイッターの黎明期に就活支援サイトで起業し、業界から注目を集めたという、才能と実行力の持ち主です。
ハタプロの拠点は、日本と台湾。国際協業の極意についてもお伺いしました。
・第29回 2016年1月28日(木)
「松島克守所長講演 俯瞰学」
2016年幕開けの俯瞰サロンは、所長
松島による「俯瞰学」です。
俯瞰とは何か?を皆さんとともに知り、俯瞰的な見方考え方から思い描く未来を創造していきたいと思います
発表資料:
・第28回 2015年11月30日(月)
「ロボットと共存する世界
ロボットセラピーと、AIBOへの愛着に応えるエンジニアの情熱」
AIBOの修理で多くのメディアに取り上げられている株式会社ア・ファンの乗松社長にお越しいただきました。多くのAIBOを救うことで、持ち主の方々のロボットへの愛着とロボットの持つヒトを癒す力を実感されてきたことと思います。
1)ロボットセラピーについての講演
浜田利満氏 筑波学院大学 教授
2)(アイボ)愛着に応える技術者の情熱
乗松伸幸氏 株式会社ア・ファン 代表取締役社長
3)アイボダンス 株式会社ア・ファン スタッフの方々
株式会社ア・ファン http://a-fun.biz/
・第27回 2015年10月30日(金)
「ブランディングの先駆者に聞く、“世界のソニー”ブランドの創造」
日本企業のグローバル化において、“世界のソニー”として確固たる地位を築いたソニーが果たした役割はだれもが認 めるところです。
その立役者の一人として牽引した元ソニー宣伝担当役員の河野透さんをお招き し、ブランディングについてお話を伺いました。まさに「It's a Sony !」というお話でした。
参考文献:
●「ソニーのふり見て、我がふり直せ~ブランドで稼ぐ勘と感~」
ソル・メディア発行 著:山口誠志、語り:河野透
http://www.amazon.co.jp/dp/4905349087
●日経ビジネス「ソニーのカリスマ」に仕えるストレスにどう耐える?」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20130327/245699/?n_cid=nbpnbo_fbbn&ST=smart
・第26回 2015年8月27日(木)
「世界の大型トンネル工事で活躍。土木技師 阿部玲子さんに聞く」
土木技師として、世界で活躍されている、阿部玲子さん(オリエンタルコンサルタンツグローバル インド現地法人社長)をお招きしました。
阿部さんは、台湾新幹線のトンネル工事や、インドのデリーとバンガロールの地下鉄建設工事に携われてきました。バンガロールでは、安全・品質管理の責任者として従事し、現場の環境管理システムを開発し、導入したことで、バンガロール・メトロの総裁から「ベスト・セーフティー・アワード」の表彰を受けています。日本においても「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2013」リーダー部門を受賞され、今年3月には、政府の海外向け広報番組に取り上げられ、世界で注目を集めていらっしゃいます。
・第25回 2015年7月7日(火)
「新興国すべては豊かな空間のために」
圧倒的な技術と美しさを追求したものづくりで、空間を彩る家電を贈る
ソニーを退職後、日本発の家電ブランド “cado(カドー)” を設立し、世界NO.1の美しい空気を実現した古賀宣行さんをお招きしました。
・第24回 2015年6月29日(月)
「音楽とテクノロジーの接点で、
世の中を、もっと創造的で、もっと豊かなものにする」
“世界中の楽譜をあなたの手元に”をコンセプトに、電子楽譜の配信、演奏時の譜めくり、レッスン時の書き込み、遠隔レッスンなど、身近なニーズを次々と事業化し躍進中の小池宏幸さん(プラスアド(株)社長、元ソニー)にご講演をお願いしました。
http://www.plus-add.com/about/
・第23回 2015年5月19日(火)
「燕三条発、“かわいい”に挑む匠たち!
~中小企業の自社ブランド確立に向けた取り組みとは?~」
(講演関連資料が本ページの最後にあります)
全国の商工会議所で、中小企業を元気にする講演と指導をされている、下川眞季さん(ダヴィンチ・ブレインズ社長、元ソニー(株)技術経営担当部長)に、ご講演いただきました。http://shimokawa-masaki.com/
日本人には知られていないだけで、ニッチでユニーク、しかも世界が認める隠れたチャンピオン企業、約200社は、日本の中小企業メーカーです。既存の技術力を活かし、全く新しい異分野にトライしている新潟県燕三条のモノづくりの未来、長野県伊那市で製造業7社が一丸となって取り組むプロジェクト。クライアントである、それぞれの匠たちの挑戦をご紹介いただきました。
・第22回2015年4月16日(木)
「過熱するインドのスタートアップ事情~“激変するインドIT業界” 第2弾!~」
昨年、ソフトバンクの孫正義社長がインド最大級の ネット通販会社への出資をはじめ総額1兆円のインドへの投資を表明したことは、記憶に新しいニュースです。世界の注目を集め、熱気を帯びる「インドのスタートアップの現状」をインドIT業界在任者に伺いました。
・第21回2015年3月25日(水)
「日本で生まれた電子マネーの技術、ベトナムの医療分野で活躍。
その導入と今後の可能性を語る」
日本で誕生した電子マネーの技術が、ベトナムの医療分野で注目を集めています。その立役者であるパークウェイの百瀬徹さんと、フェリカの開発の第一人者である宮沢和正さんにうかがいました。
・第20回2015年2月24日(火)
「松島克守所長講演 イノベーションの起こし方」
(講演資料が本ページの最後にあります)
イノベーションは国家、企業そして個人にとっても最重要課題です。イノベーションは決して偶然起るものではありません。色々な研究からイノベーションのモデルは明らかになりつつあります。イノベーションのモデルを紹介しながら、今、見えている未来、イノベーションとはなにかについてを論じました。
・第19回 2015年1月28日(水)
「世界へ!最先端の指静脈認証システム」
新年明けての俯瞰サロンは、指静脈認証技術で世界に挑まれているモフィリアの天貝佐登史さんにお越しいただきました。
天貝さんは、ソニー在職中、エンタテインメント・ロボットカンパニー・プレジデントとしてaibo、QRIOの事業に、その後、静脈認証の開発に事業開発室長として携われていました。そして2010年12月に、株式会社モフィリアを設立されています。
現在、指静脈認証技術を世界市場に向けて展開されています。技術はもとより、多様な市場開拓における取り組みを伺いました。
会場は、秋葉原に2014年秋にオープンしたDMM.make.Akibaをお借りしました。モノづくりのためのスペース です。自由に使える5億円分の工作機械設備、レンタルオフィス、イベントスペースなどを備えており、当日は見学会も併設しました。
http://akiba.dmm-make.com/about/facility
・第18回2014年12月14日(木)
「 モバイルアプリケーションへの挑戦
~新規性のある企画・技術の使い方・ビジネスの取り組み~」
(講演資料が本ページの最後にあります)
ミライアプリの渡嘉敷守さんにお越しいただきました。
ソニー在職中の2008年に、Google主催の「Android Developer Challenge」で日本人で唯一Top50に選ばれました。その後、起業され、モバイルアプリケーションの開発で挑戦を続けられています。
2014年秋からは、屋内位置に連動したサービス「OKUNAI」(http://okunai.jp/)を展開し、現在、大阪・あべのハルカスで試験を実施されています。
これらの活動を踏まえた、新規性のある企画、技術の使い方、ビジネスの取り組みを伺いました。
・第17回2014年11月13日(木)
『“心から仕事をしてしまう要素”とは?
~アフリカでのサッカーパブリックビューイング~』
2013年、アフリカ無電化地域でのサッカーパブリックビューイング。社会貢献をするつもりもなかったし、アフリカに行くことなど生涯ないと思っていた。そして2014年、また行ってしまったアフリカ・コートジボアール。会社予算はゼロ、業務評価外の仕事。
なのになぜ、社員達は集まってきたのか? このチームに何が起こっていたのか? 原動力のお一人である吉村司さんにお話を伺いました。
また会場には、9月にオープンして話題になった ソニーSAP Creative Lounge を会場に使わせて頂きました。
http://makezine.jp/blog/2014/10/interview_sony_tanaka_01.html
・第16回2014年10月14日(火)
『リーン・スタートアップによるイノベーション』
ネットワークサービスなどの事業を成功に導く手法として注目を集めるリーン・スタートアップ。アイディアやコンセプトをすばやく形にして世に出し、利用者の反応を測りながら改良や軌道修正を迅速に繰り返すことが特徴です。その、さまざまな可能性を伺いました。
・第15回 2014年9月17日(水)
『アイボから、動くフィギュアシステムへ』
さまざまなロボットへの期待と注目が高まるなか、エンターテインメント性を追求し続けてきた開発者に、その歴史とこれからを語っていただきました。
・第14回 2014年7月16日(水)
『Maker Movement ~ネットと3Dプリンタの時代のモノづくり文化~』
(講演資料が本ページの最後にあります)
3Dプリンターやフリーソフトウェアツールなど、個人の「もの作り」のための様々な環境が現れてきました。これらを俯瞰し、個人やベンチャーが製品を世に出せる新しい商品化プロセスについて議論しました。
・第13回 2014年5月28日(水)
『松島克守・日本製造業新生のシナリオ~俯瞰的認識で未来を拓く~』
日本と世界・時代の変化・日本の産業と企業戦略などを俯瞰し、これからのイノベーションについて議論しました。
・第12回 2014年4月23日(水)
『ソニー経営の原点、創業者 盛田昭夫さんとの挑戦』
ソニーの成長期を拓き、支えた方に、当時のエピソードも交えて頂きながらお話を伺いました。
・第11回 2014年3月19日(水)
『ソニーのData Strage開発の回想 第2弾
~光ディスク Data Strage の進撃と盛衰~』
コンピュータの可能性を大きく広げ、その発展に拍車をかけたデータ・ストレージ。昨年の第4回(「3.5インチFDDとSteve Jobs」)に続く、その後についてうかがった。
・第10回 2014年2月28日(金)
「画質の人間国宝が語る、画質の神髄・エンジニアの幸福」
ビデオの黎明期から画質のキーパーソンとして携わり、デジタルメディア評論家の麻倉怜士氏に「画質の人間国宝」と称された方に語って頂いた。
・第9回 2014年1月24日(金)
「深海探査機 江戸っ子1号プロジェクト」
さまざまな組織や個人が自分の得意とする分野で力を発揮したプロジェクト。そのの推進力は?ターニングポイントは?水深7800mに至る映像を交えて紹介いただいた。
・第8回 2013年12月18日(水)★講演資料を後方に掲載しています★
「エンターテインメントロボットAIBOの開発とビジネス化」
AIBO事業化を実現された大槻正さんに、衝撃的な登場に至る、開発と事業化を支えた情熱、信念を貫く強さを改めて確認しました。
・第7回 2013年11月28日(木)
「かくして “電子マネー革命” はソニーから楽天に引き継がれた
~Edyの事業展開とFeliCaの技術~」
電子マネーの成長におけるいくつかの転機、業界動向、パートナーとの関係、国の対応、世界標準のほか、講師の思いが伝わるお話。
・第6回 2013年10月25日(金)
「激変するインドIT業界」
インドの成長速度、豊富な人材、市場規模など、さまざまなスケールの違い、アプローチの工夫による新たな市場開拓などなど、刺激的なお話でした。
・第5回 2013年9月18日(水)
「ソニーのUNIXワークステーション NEWSの選択」
一人に1台、高性能ワークステーションを!
エンジニアの夢の実現を目標にした、プロジェクトの選択とは?
当時の開発者、関係者に伺いました。まるで大合同同窓会の様相。
・第4回 2013年8月21日(水)
「ソニーのData Storage開発の回想 ~3.5インチFDDと Steve Jobs~」
データ・ストレージの発展は、コンピュータの可能性を大きく広げました。その開発、標準化への戦い、アップル社への導入の秘話を、当時、第一線にいらした関係者に伺いました。
・第3回 2013年7月8日(月)
「NetscapeとMicrosoftの戦い」
webの登場により、インターネットは普及に拍車がかかりました。当時の関係者に、事業家James Clark氏、開発者Marc Andreessen氏との出会い、VCや市場の変化、Microsoftとの攻防などを伺いました。
・第2回 2013年6月18日(火)
「SONYとAppleのニヤミス」
・第1回 2013年5月22日(水)
「IIJ誕生の秘話」
俯瞰工学