以下計画中で積極的な参加者募集中です。法人として参加如何ですか。
技術経営の教育コースも多数開設され、書籍も多く出版されているが、技術経営学という学理が形成されるのはまだかなり時間がかかるだろう。その学理を形成する前段階として技術戦略のケーススタディーを積み重ねる必要がある。この研究会はそのケーススタディーを研究する場である。すでに「BD vs HD-DVD」のケースの研究を行ったが、「Wii vs PS3」、「walkman vs iPOD 」、「ハイブリッド vs 燃料電池」・・興味深いケースが有る。
新興国、取り分け中国は今や世界経済の牽引車になってきたが、内部に多くの矛盾と課題を抱えている。中国への依存が高いほどこれから5-10年の中国のシナリオを研究する必要がある。ブラジルもしかり。ロシアは政治体制に大きなリスクがありその矛盾を周辺国にぶつけるシナリオが心配だ。内外の情報を構造化して俯瞰的な理解をする必要がある。
イノベーションは技術経営学の中核をなし、このモデルの研究こそが技術経営学と言ってもいいが、多くの議論が抽象論や観念論で学理にまだ遠い。オープンイノベーションも議論が盛んであるが現象の説明に終わってる議論が多い。ここではオープンイノベーションを前提としたプロジェクトを設計することから、モデル論を考えたい。
サブプライムの激震からなんとか小康状態に戻った感がある金融であるが、人間がコントロールできない「京」単位の巨額なマネーが存在する限り制御不能な危機は依然存在する。一方WEB上には膨大な情報が今やリアルタイムに近い状態で発信されているがその情報を構造化出來無いため破壊的なバブル崩壊を検出出来ていない。本研究は工学的な情報分析とモデル化によりマネーの挙動を監視して危機の予兆を見出す試みをする。