この夏予定されている壮大な実験が興味深い。この夏、最大の電力需要期を中部電力は原子力発電無しで、東京電力は17基中4基稼働で乗り切ることになった。
東京電力の配電範囲の需要はイタリア一国分に相当し、中部電力のそれはスエーデンに相当し、極めて大きい。二つ合わせるとイギリスに相当する。従って壮大な実験に成る。ヨーロパ各国の原子力発電の議論には貴重な情報と知見を与えるだろう。
もし、この夏をこの体制で乗り切ると、原子力発電所無しでもやっていける、という議論が力を得るだろう。無論LNGにしても炭酸ガス排泄の問題があり、コストも大きいい。石炭火力も効率と炭酸ガスの固定化などの課題がある。
実験が終わる、9月には、世界中の議論が今とは変化するのではないだろうか。
電力情報は統計局のHP
http://www.stat.go.jp/data/sekai/06.htm
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