遂に今年も12月。師も走る慌ただしい12月になった。慌ただしいとは、心が荒れる、と書く。こういう時だからこそ、心を和ませる音楽はいかがだろうか?
私は、クラシック音楽をお奨めする。
一つには、クラシック音楽は ppp の緊張し繊細な音から fff の荘厳かつ圧倒的な音まで駆使している。 だから、それによって心の 「荒れ」 の隙間を 「音」が 埋めて行ってくれる感じがするのだ。音楽自身も 心に易しく響く1/f ゆらぎ ということは、科学的にも証明されているらしい。
また、交響曲、ピアノ曲、弦楽四重奏、オペラ、、、色々なジャンルがあるため、その時の「気分」での選択が可能である。
さらに、バッハは1685年生まれ、モーツアルトは1756年、ベートーベン1770年、チャイコフスキー1840年、シベリウス1865年、ラベル1875年、、、。彼らの作品は、すでに数世代に渡って市場にさらされ、淘汰されてきた、いわば折り紙付きの名曲がそろっている。そのため、曲本来の良さを感じ取ることができる。ポップスなどは、どうしても「演奏者(アーチスト)」の個性に依存している部分がある。
私の場合、聴いているうちに「自分ならこう演奏したいな」という前向きな気持ちになる。ここまでくれば、音楽による「和み」は満点だ。
最後に。
この時期に聴く、最もお薦めな曲として、シベリウス(J.Sibelius,1865-1957)作曲の「アンダンテ・フェスティーヴォ」をご紹介して、今日のblogのペンを置こう。 (原岡和生)
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