情報を金に換える原理 Ⅰ

◆情報は現場でしか金に換えられない

顧客情報、たとえどんな貴重な情報でもそれを使って現場の営業担当者が売り上げを伸ばしてくれない限り、価値にはならない。研究成果、技術、ノウハウ、それは製品開発の現場がヒット商品づくりに活かしてくれなくては売り上げにはならない。生産技術、これも製造の現場がこれで品質、コスト削減、納期短縮の実を挙げてくれなくては利益にはならない。現場とは情報を金に換える場と考えたい。世界中に経営資源を展開した本邦の製造業も、グローバル企業として経営資源を効率よく管理運用できていない。語学の、特に日本語の問題もある。だからこそグローバルな情報システムが重要となる。在庫が見えず、生産計画もハッキリしない状態でグローバル競争の最前線にある海外の営

業部門は悲鳴を上げているのに、経営者が有効な行動計画すら持ち合わせていない例をよく見る。情報が開示されれば現場の知恵を働かせられるのに、短時間で決断を迫られる現場に情報が開示されない。実は情報管理しているわけではなく、開示しないのは情報システムが対応できないだけであるが、これは経営者の責任放棄の典型である。これが日本の経営者の多数を占める。そのため日本企業の間接部門の生産性は一流の外資系企業に比べると恐ろしく低い。昨今のサービス残業に対する厳しい環境が経営者の意識改善のきっかけになれば幸いである。

 

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