イノベーションの本質と要諦を、日本のイノベーションを牽引する人たち、学生に提示したいという目的で編纂された。クレイトン・クリステンセンのイノベーション論とは別のイノベーションの原理を学生に教示したかった。
ケースとして紹介したのは、ソニーにおけるイノベーションの壮絶な格闘の物語と、創業者と日本初のグローバル企業を作っていった物語である。ベンチャーの複合体から大企業組織に変身していったソニーに見るイノベーションのジレンマ、その壁にぶつかっても不退転の覚悟でそれを突破して行ったイノベーター達のドラマである。その物語からイノベーションの本質を少しでも見つけたいという思いで本書をまとめた。本書は外部の視点で事実を淡々と記述する文体ではなく、話者と一緒に当時の世界にタイムスリップするようにインタビューを行い、その感動をドラマのように読者と共有したいという思いで書き込んだ。
本書は読者に目の前に障害があっても不退転の決意でイノベーションに、人生に挑戦すると勇気を与えてくれると信じる。
「東京大学の俯瞰経営学」電子版
出版社倒産のため絶版になった通常書籍を電子書籍として復刻しました。2004年から東京大学の技術経営戦略学専攻での講義です。2007年の学生の課題に対するプレゼンテーションを収録してあります。詳細はコチラ
『クラスター形成による「地域新生のデザイン2』 電子版
『クラスター形成による「地域新生のデザイン」』(2005年、東大総研)の第2弾となる内容です。地域経済のネットワーク分析で青森から九州まで分析した図と解説が内容です。「・・・地域が何をすべきか、そして行政が政策として地域の活動をどう支援すべきか。・・・」詳細はこちら
・知の構造化の技法と応用」 紙版 電子版
松島克守、梶川裕矢、柴田尚樹、武田善行、坂田一郎著
科学が発展し、細分化していくにつれ、人間の価値と科学との距離が、次第に遠くなってしまった。 今日的な高齢化や環境・エネルギーなどの社会的な課題に科学技術の知識を生かして解決策を考えるには知の構造化が必須。本書は具体的な知の構造化の技法とその応用を紹介している唯一の成書です。
詳細はコチラ へ。
「今そして未来」 電子版
出版社倒産のため絶版になった通常書籍を電子書籍として復刻しました。松島研究室の学生が30-40代を中心に男女約100名のインタービューをした纏めです。
この方々が日本の核となりその価値観が日本社会の価値観になるという考えです。詳細はこちら