■ 略歴
1974年、東北ムネカタ株式会社に入社、松下電器産業(株)(現パナソニック)向け家庭用ステレオの設計に従事
1977年、ソニー(株)に移りオーディオ事業部にて電子チューニング式FMチューナーの開発。ソニーにおける8bitパソコン事業のスタートに参加、以後、ソニーのパソコン、日本語ワープロ、ワークステーション事業、VAIOパソコンの立ち上げに参加
2010年ソニー(株)を定年退職。
■ 主なプロジェクト実績
1974-77年 家庭用ステレオのローエンドモデルの設計を一手に引き受け、当時シェアを握っていた他社から市場シェアを奪還、低価格帯における地位を確立した。
1977-80年 電子同調FM/AMチューナーの設計において、半導体同調回路のデバイスバラツキの補正に着目したデバイス選別方法を考案、アナログ~デジタル方式チューナーにおける業界優位性の確立に成功。
1980-92年 ソニー初となる8bitパソコンSMC-70の設計グループに所属、日本語ワープロHitBitWordの設計担当、MSXパソコンの周辺機器設計担当、MSXベースのノートPCの設計などを担当。
1990-1996年 AXパソコン周辺機器の設計及びメモリーカードの設計。
急成長したワークステーション事業のための新規取引先開拓。
米国A社から受託したPCのためのソニー米国工場の立ち上げのための現地担当としてソニーサンディエゴ工場に長期出張、短期間で新工場を立ち上げる。
1996-2010年 米国D社向けPC受託生産のための部品開発、取引先開発と共に、VAIOブランド立ち上げのための取引先(主に中国)の技術指導と周辺機器設計を担当する。
実用一辺倒だったパソコン業界にスタイリッシュなデザインを持ち込み、業界地位の確保に寄与する。