> 研究員
大阪市立大学博士(創造都市/MBA
産・官・学界の社会活動
現在:未来教育推進機構 理事/行政産業活力創造会議委員
■経歴
1968年福井大学工学部応用物理学科卒業、㈱アルバック(当時日本真空技術㈱)に入社し、電気・電子及び金属材料の真空装置の開発・設計に従事した。5年後日本IBMに転じ、仕事はコンピューターによる機械化、合理化を目指す業務プロセス改善提案の営業職。IBMには独特の経営信条や運用の論理があり、異文化経営の中で営業管理者として、海外進出企業の営業活動や重工業担当のお客様の構造改革に携わった。IBM事業拡大としてチャネル戦略において三菱商事との合弁企業への出向、また新事業戦略ではPC特にノート部門の営業推進を担当した。さらにファイナンス事業戦略ではグローバル・ファイナンス事業本部西日本営業部長を歴任するなど企業変革を経験した。2000年前後『巨象も踊る』の書籍通り、軌跡の復活と言われたIBM自体の構造改革が始まり早期退職に応じ、関連会社のJBCC HD(当時JBCC)取締役西日本事業部長、また㈱ビジネスブレイン太田昭和において「経営とIT」のコンサル活動に従事した。
そうした経験から経営学を体系的に学びたい思いに駆られ、関西学院大学の商学研究科においてMBAを学ぶ。そして2005年から大阪市立大学大学院創造都市研究科都市ビジネス専攻領域で教員の道に入った。講義はワークショップ形式が基本で、実践的な課題解決を取上げる。担当科目は「経営学概論」、「ITマネジメント」、「経営戦略」に加え、「課題研究」や修士論文のゼミ指導である。この間兼任として、同志社女子大学/大学院や関西学院大学/大学院(経営戦略研究科)の非常勤講師を務めた。さらに退職後は2018年3月まで「経営学概論」や「ファイナンシャル・マネジメント」の科目を持った。学生の多くは社会経験があり、課題解決や日常的な業務活動の実体験から多くのことを教えられた。
社会活動では、まず関西経済の活性化を掲げて関経連や経済同友会が2000年スタートさせた「経営とIT活用」企業の選抜と顕彰する「関西IT百撰」事業の運用に参加した。次に行政関係では兵庫県や大阪市のプロジクトを手伝い、また宝塚市の選挙管理委員に携わった。最後に司法関係では大阪地裁・簡裁の民事調停委員や司法委員、裁判員制度に関する裁判所委員会委員も経験した。社会活動では、中堅・中小企業の経営者をはじめ、行政職員さらに国民の方達が持つ多様な課題について各委員の仲間達から学びをした。
現在、宝塚市において「産業活力創造会議委員」、まちづくり協議会コミュニテイや地域自治会の役員として諸活動に参加している。また人材育成として学生と企業の若者が情報の収集・活用、学習・研修、思考・議論等を通して、学ぶ「場」づくりの(一般社団法人)未来教育推進機構の理事を務めている。
■社会・地域活動
経済
・「関西IT百撰」:関経連、経済同友会等の傘下団体が関西経済活性化目的
IT百撰アドバイザー・クラブ 理事 終了
・ ㈶関西情報・産業活性化センター(KIIS)
関西CIOネットワークサロン アドバイザー 修了
行政
・宝塚市選挙管理委員 修了
・兵庫県庁健康部
「看護師の職務課題について」委員会 学識経験者委員 修了
・大阪市役所教育委員会
「システム導入のための文書化」委員 修了
司法
・大阪地方裁判所・簡易裁判所
民事調停委員、 司法委員 修了
・大阪地方裁判所
裁判所委員会 委員 修了
■主な著書
・単著 [2014]『中堅・中小企業のビジネスイノベーション』
(関西学院大学出版会)
・単著 [2013]『SNS時代の論理と感性による企業変革-イノベーションの創発と組織能力の強化・拡大』 (関西学院大学出版会)
・単著 [2009]『経営を活かす情報環とコミュニケーション』(大阪公立大学共同出版会)
・共著 湯浅、若松、藤原、小島、宗平 [2011]『これからのIT投資』
(㈶ 関西情報・産業活性化センター)
・ 共著 湯浅、藤原、宗平、小島、若松 [2009]『中小企業のための戦略的IT投資マネジメントのバイブル』 (㈶ 関西情報・産業活性化センター)
・共著 湯浅、加藤、小島、萩森、藤原、若松 [2008]
『IT投資に対する効果最大化へのアプローチ』
(経営情報学会 戦略的IT投資マネジメント研究部会(関西))
■研究業績 投稿論文は下記研究機関論文集、研究講演会は各種団体
・経営情報学会
・日本情報経営学会
・工業経営研究学会
・創造都市研究